2010年2月の国際脳卒中学会において、日本人脳梗塞患者を対象にした大規模臨床試験CSPS(Cilostazol Stroke Prevention Study)IIの結果が発表された。脳卒中の発症には人種差があると指摘されていることから、日本人を対象とした臨床試験が行われたことは意義深い。そこで、東京都内の3つの大学病院の医師にお集まりいただき、各施設の脳卒中治療の現状や、CSPS IIの臨床活用をめぐって討論していただいた(日経メディカル別冊)。
《出席者》
東京医科歯科大学 救命救急センター助教
白石 淳氏(司会)
日本医科大学 内科 神経・腎臓・膠原病リウマチ部門
大久保誠二氏
東京慈恵会医科大学 神経内科
河野 優氏
各施設における脳梗塞患者の受け入れ体制