日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、抗不安薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はエチゾラム(商品名デパス他)だった。医師の58.7%がエチゾラムを挙げ、最も人気のある抗不安薬であることが分かった。第2位のアルプラゾラム(コンスタン、ソラナックス他)は10.0%、第3位のクロチアゼパム(リーゼ他)は8.2%の医師が、最も処方頻度の高い薬剤として選んだ。
なお、エチゾラム、アルプラゾラム、クロチアゼパムというTOP3のラインナップは、第1回調査(2015年10月)、第2回調査(2017年9月)から変わっておらず、そのシェアも目立った変化は見られなかった。
2018年度の診療報酬改定では、ベンゾジアゼピン受容体作動薬を長期処方すると、処方料・処方箋料が減点される仕組みが導入されている(関連記事)。この処方サーベイは今年4月の改定直後に実施。自由記述での回答の中で、「診療報酬改定で処方を控えるようにした」というコメントもあった(下の別掲記事参照)。
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NMO処方サーベイ
NMO処方サーベイでは、日経メディカル Onlineの医師会員を対象に毎週実施している調査の結果を基に、全国の医師がどのような薬剤を最もよく処方しているのか、また、その理由をご紹介します。医師会員の先生方は、ぜひ調査にご参加の上、NMO処方サーベイの結果を日々の診療にお役立てください。
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