日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、ARB・利尿薬配合剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、32.0%の医師がロサルタン・ヒドロクロロチアジド(プレミネント他)と回答した。第2位のテルミサルタン・ヒドロクロロチアジド(ミコンビ他)は31.3%、第3位のカンデサルタン・ヒドロクロロチアジド(エカード他)は18.4%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。
この1位から3位の順位は、第1回調査(2015年4月)、第2回調査(2016年9月)から変わっていないが、今回の調査では、2位を続けているミコンビが1位のプレミネントに肉薄した。プレミネントは39.7%→36.0%→32.0%と回を追うごとにシェアを落としているのに対して、ミコンビは27.6%→28.9%→31.3%と順調に伸ばしており、今回調査ではその差を0.7ポイントにまで縮めてきている。
なお、4位以下のシェアは以下の通り。
・イルベサルタン・トリクロルメチアジド(イルトラ) 9.2%
・バルサルタン・ヒドロクロロチアジド(コディオ他) 9.1%

図1 日経メディカル Onlineの医師会員が最もよく処方するARB・利尿薬配合剤(処方経験のない1622人を除いて作成¥)