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第30回
フォレスターの分類は生きている

2019/06/03
村川 裕二(帝京大学溝口病院)

 「持ち家」vs.「賃貸」
 ……どっちが得か?
 週刊誌の特集記事で読みました。
 転勤の「ある・なし」。
 収入が「一定・不安定」。
 2つの視点からは、2×2=4通り…
 <転勤多い+収入不安定>なら→賃貸
 <転勤なし+収入一定>なら→ローンで持ち家
 このあたりは、まあそんなところ。
 残り2つは?→「議論が残る」。
 なんて至極当たり前の記事を半蔵門線の電車で読んでいるとき……。
 ふと思い出す「心不全のフォレスター分類」。
 今回は心不全の分類のお話。

フォレスター分類とは

 急性心筋梗塞患者の血行動態を、
 ●心係数→高いvs. 低い
 ●肺動脈楔入圧→高いvs. 低い
 のパラメーターでサブセットI~IVに分けました(図1)。
 「重症度を知って、治療のヒントを得る」ために作られました。

図1 フォレスター分類

著者プロフィール

村川裕二(帝京大学附属溝口病院第四内科・中央検査部教授)●むらかわゆうじ氏。1981年東京大学卒。83年同大第二内科入局。89年関東中央病院内科、91年東京大第二内科助手を経て2003年帝京大附属溝口病院第四内科助教授。04年同教授。16年中央検査部教授を兼務。20年から客員教授。

連載の紹介

村川裕二の「ほろよいの循環器病学」
某医学雑誌で10年以上、循環器病学の連載を続けてきた筆者の名コラムが、場所を移して“新装開店”。堅い話になりがちな最新医学の話題をゆるゆる、まったり解説。穏やかな語り口に引き込まれながら、読みふけってしまう。肩肘はらず、グラスを傾けながら、たそがれ時のお供に。イラストも筆者のオリジナル。

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