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中古機器、「美品」を買えて喜んだのも束の間…

2019/04/23
小畑 吉弘(日本医業総研)

イラスト:庄原 嘉子

 首都圏の病院に勤務していた内科のA医師は、近隣地域での開業を考え始めた時、まずは先輩開業医の話を聞いて回ることにしました。

 そこで異口同音に語られたのが、「事業が黒字化し軌道に乗るまでは本当に大変」という話。そこでA医師は、どうすれば借り入れを抑えられるか、考えを巡らせるようになりました。

 開業準備で一番お金がかかるのは、内装工事と医療機器です。内装工事については、地元の工務店の知り合いにコンタクトを取り、予算をあらかじめ伝えた上で、その範囲内で行ってもらうようにしました。

 医療機器については、展示会にも足を運んで診療に必要なものをリストアップし、見積りを取り寄せましたが、見積りの金額を合計すると、どうしても当初思い描いていた予算を上回ってしまいます。どうしようかと思い悩んでいたところ、ある取引業者から中古医療機器を探してみてはどうかとアドバイスをもらいました。A医師は早速、中古医療機器を販売するB社を訪問。開業に際し揃えたい機器のリストを渡し、その中から良い中古品が出たら連絡してほしいとお願いしました。

著者プロフィール

日本医業総研●医院・診療所の開業コンサルティング企業。関西地方を中心に、220件以上の開業支援実績がある。関西および関東でクリニックモールの企画・開発も積極展開している。

連載の紹介

開業の落とし穴
開業は一生の一大事。一方で、診療所の経営環境は悪化の一途をたどっています。開業地の選定や資金調達など、軌道に乗るまでに潜むさまざまな落とし穴を、過去に開業されたドクターの事例を基に紹介します。

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