ある病院での半ば伝説化した話だが、糖尿病患者が来ると、医師の診察前に散瞳検査用の点眼薬をさしていたコメディカルスタッフがいた。網膜症のチェックのため定期的に散瞳検査を繰り返していたわけだが、ある日、眼底検査をした医師が視神経乳頭に緑内障を疑う変化があることに気付いた。
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著者プロフィール
石岡 みさき(みさき眼科クリニック院長)●いしおか みさき氏。1989年横浜市立大医学部卒。93年米ハーバード大スケペンス眼研究所。96年東京歯科大市川総合病院。98年両国眼科クリニック勤務。2008年より現職。

連載の紹介
【臨床講座】たかが“眼”と侮るなかれ
非専門医でも、眼の診療を行う機会は多いもの。しかし、“ついで”に出した点眼薬が重症化や副作用の見逃しを招くなど、トラブルの種はそこここに潜んでいます。眼の診療で最低限注意すべきポイントを紹介します。
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