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「低用量抗癌剤」に緩和ケア医が感じる憂鬱

2016/10/20
廣橋 猛(永寿総合病院)

 皆さん、こんにちは。

 最近、低用量抗癌剤治療なるものをクリニックで受けている患者が、緩和ケア外来を受診するケースが散見されるようになりました。通常より非常に少ない量の抗癌剤を用いることで副作用を防ぎ、癌が大きくならないよう維持していくことを目指しているのだそうです。自分は化学療法の専門家ではないので詳細な説明は省きますが、低用量抗癌剤治療の有効性を示すエビデンスは存在せず、教科書やガイドラインにも記載されていません。

著者プロフィール

廣橋猛(永寿総合病院 がん診療支援・緩和ケアセンター長)●ひろはし たけし氏。2005年東海大学医学部卒。三井記念病院内科などで研修後、09年緩和ケア医を志し、亀田総合病院疼痛・緩和ケア科、三井記念病院緩和ケア科に勤務。14年2月から現職。

連載の紹介

廣橋猛の「二刀流の緩和ケア医」
東京下町で病棟、在宅と2つの場の緩和医療を実践する「二刀流」の緩和ケア医、廣橋氏が癌医療や終末期医療、在宅ケアの現状や問題点を綴りながら、患者さんが病院から在宅まで安心して過ごせる医療とケアについて考える。本人のオフィシャルサイトはこちら

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