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エリアレビュー◎ESMO2019・乳癌
HR陽性HER2陰性進行乳癌のOSで有用性を示したCDK4/6阻害薬
より明確になったCDK4/6阻害薬を使用する意義

2019/11/11
国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科長 田村 研治 氏

 2019年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO2019)では、ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性進行乳癌において、CDK4/6阻害薬2剤で全生存期間(OS)の延長が得られたことが報告された。2次治療としてフルベストラントとアベマシクリブの併用を評価した第III相のMONARCH 2試験、1次治療または2次治療としてフルベストラントとribociclibの併用を評価した第III相のMONALEESA-3試験である。MONARCH 2試験には日本からも参加している。

 もう1剤のCDK4/6阻害薬パルボシクリブは、第III相のPALOMA-3試験において2次治療でのフルベストラントとの併用がフルベストラント単剤と比べてOSを延長したものの、有意差を示せなかったことがすでに明らかにされている。

 またESMO2019では、早期のトリプルネガティブ乳癌(TNBC)に対する術前・術後補助療法として抗PD-1抗体ペムブロリズマブを評価した第III相のKEYNOTE-522試験から、病理学的完全奏効(pCR)率が有意に上昇したことも報告された。

 国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科長の田村研治氏に、これらの試験の意義と今後の臨床に与える影響などについて聞いた。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)

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