局所切除した非浸潤性乳管癌(DCIS)に対するアナストロゾール(ANA)とタモキシフェン(TAM)の乳癌予防効果は同等で、NSABP B-35試験で認められたANAの晩期再発抑制効果は、IBIS-II DCIS試験では認められなかった。乳癌死についても差はなかったが、ANA群では骨折、一過性虚血発作(TIA)/脳卒中が、TAM群では子宮内膜癌、卵巣癌が多いといった有害事象の違いが認められた。IBIS II-DCIS試験の12年追跡における盲検解析により明らかになったもので、12月8日から12日まで開催されている2020 Virtual San Antonio Breast Cancer Symposium(SABCS2020)で、英国Centre for Cancer PreventionのIvana Sestak氏が報告した。
日経メディカルOncologyニュース
局所切除したDCISにおけるアナストロゾールとタモキシフェンの乳癌予防効果は同等、有害事象の違いが治療選択に有益【SABCS2020】
2020/12/10
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