投与量の調節が不要とされる一方で、血小板減少症の副作用から非感染症専門医などには使いにくい印象のある抗MRSA薬のリネゾリド(商品名ザイボックス他)。だが、「血中濃度に応じた用量調節を行えば、リネゾリドの使い道はもっとある」と富山大学学術研究部医学系感染症学講座教授の山本善裕氏は話す。抗MRSA薬については、古くから使われているバンコマイシンが主流な中、「新たに登場してきた他の薬剤をもっと有効活用してはどうか」と説く同氏に、使い分けの考え方を聞いた(文中敬称略)。
シリーズ◎知っておきたい、薬剤耐性菌の今
インタビュー◎抗MRSA薬の使い方
リネゾリドは投与量調節で使い道が広がる
バンコマイシン以外の薬剤も柔軟に活用を
2020/12/03
中西 亜美=日経メディカル
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