震災が起きたことで、私の医療に対する認識は大きく変わりました。高齢化率の高い気仙沼市では患者の大部分が高齢者。外科医である私は以前から、高齢者の手術に際し、「術後は元の生活に戻れなくなるかもしれない。手術することは正しいだろうか」と迷いを抱えながらメスを振るったこともありました。しかし震災後は術前から、術後のリハビリや居住環境についても考えながら治療に取り組むようになりました。
2014年3月号特集◎大震災は医療をどう変えた
特集◎大震災は医療をどう変えた 現場医師が語る(3)
「退院後の患者の生活も意識して治療するように」
横山成邦氏(気仙沼市立病院外科科長)
2014/03/11
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