50歳代男性。肺炎が治らない
暴力行為を働こうとしたため精神科病院に医療保護入院したが、およそ1週間後に発熱し、SpO2が90%未満となり、CT画像上で肺炎像を認めた。抗菌薬を投与されたが、白血球数、CRP共に増悪し、精査・加療のため転院してきた。
東京都立松沢病院水曜朝カンファレンス
症例提示・司会:小野 正博 (東京都立松沢病院内科部長)
出席者:研修医A、B、C、D
毎週水曜早朝に行っているカンファレンス。指導医数名と初期研修医、精神科後期研修医で行っている。指導医が診断に困ったケースを自分でプレゼンし、研修医に質問しながら少しずつ情報を追加している。問診と身体所見から鑑別診断を考えることを重視している。