日本医師会は5月12日、2012年度の診療報酬・介護報酬改定の見送りについて厚生労働省に申し入れを行うことを明らかにした。それに併せて、今年度の医療経済実態調査や薬価・保険医療材料価格調査の中止も求めていく。これは東日本大震災の被災地の復興を優先すべきとの見解に基づくもの。
今回、日医が申し入れるのは、(1)2012年度の診療報酬・介護報酬同時改定を見送ること、(2)今年度の医療経済実態調査、薬価調査・保険医療材料価格調査を中止すること、(3)介護報酬の改定は見送るが、介護保険料の決定のために必要なことは行うこと、(4)不合理な診療報酬・介護報酬については、留意事項通知や施設基準要件の見直しなどを行うこと、(5)必要な医療制度改革は別途行うこと-の5点。
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