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処方せんの偽造・変造が横行
神経系に作用する薬剤が大半、神奈川県薬剤師会調査

 神奈川県薬剤師会の調査で、精神刺激薬抗不安薬抗うつ薬などの処方せんの偽造が横行している実態が明らかになった。第29回日本プライマリ・ケア学会で、神奈川県薬剤師会理事で、同会のリスクマネージメント委員会の山村真一氏が発表した。

 調査対象は神奈川県薬剤師会の会員薬局で、県内40支部に配置しているリスクマネージャーに自発的に報告された事例を集計した。この調査は、処方せん偽造が報告され始めた2003年度から開始した。

 その結果、報告された処方せんの偽造・変造件数は、2003年度は14件(行使9件、未遂5件)、2004年度は11件(行使3件、未遂8件)、2005年度は20件(行使5件、未遂15件)だった(行使は薬局で処方したもの、未遂は処方しなかったもの)。2005年度分について、薬局が偽造や変造を知らずに調剤した薬剤の内訳をみると、メチルフェニデート(商品名:リタリン)やエチゾラム(商品名:デパス)など神経系に作用する薬剤が大半だった(表1)。

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