カナダのバンクーバーでは、違法薬物使用者のHIV感染蔓延や薬物過剰摂取が問題になっている。この問題に対処するため、カナダ当局は、北米初となる医療従事者の監督付き注射器提供施設Safer Injection Facility(SIF)を2003年9月に開所した。その結果、施設を頻繁に利用する人々では、注射器共用が大きく減少するという成果が得られたことがわかった。カナダSt. Paul"s病院British Columbia Centre for Excellence in HIV/AIDSのThomas Kerr氏らがLancet誌電子版に3月18日に報告した。
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