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記者の眼

新刊書籍『診断の近道 チャートで示す症状から診断まで』
プライマリケアの知恵が生んだ300のチャート

 日経メディカルでは、主に若手医師を読者対象にして研鑽を積むために役立つ書籍をいくつか発行してきた。問診を極めるための『聞く技術』、経験豊富な医師がが臨床推論を進める過程を解き明かした『考える技術』、臨床医学のエビデンスの作り方を解き明かした『論理的診察の技術』などだ。2018年11月からは、これらのラインアップに新たな1冊が加わる。それが『診断の近道 チャートで示す症状から診断まで』(原題:Algorithmic Diagnosis of Symptoms and Signs)だ。

 本書の最大の特徴は、著者が長年の経験から編み出した図1のようなチャートにある。これは症状や徴候から最も効率的に診断にたどり着くためのアルゴリズムを示している。問診で必ず聞いておくべき項目と、身体診察で必ず押さえておくべき所見、合理的で必要な項目に絞り込んだ検査、これらを組み合わせて診断に導かれるように考えられている。専門医でさえ滅多に遭遇することがない極めてまれな疾患は別として、ほとんどの疾患は本書に従って診断を進めていけるはずだ。

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