夏から秋にかけてはキノコ狩りのシーズン。毎年、毒キノコを誤食して中毒症状を来す人が後を絶たない。
昨年10月、1961年から2010年までに「食中毒事件録」へ報告された、有毒植物による食中毒事例をまとめた論文が発表された(食品衛生学雑誌:「過去50年間のわが国の高等植物による食中毒事例の傾向」)。今年7月に開催された日本中毒学会学術総会で、岩手医科大学高度救命救急センター薬物毒物検査部門の藤田友嗣氏がこの論文の内容を解説していた。
その中で報告されていたものにはキノコ中毒も含まれていた。写真1で示すキノコは全て同じ種類のもの。もちろん、このキノコも有毒だ。
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