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特集◎食事にまつわるウソ・ホント《高血圧1》
食塩の減らし過ぎは高血圧患者に悪い?

テレビや週刊誌などで取り上げられる食事に関する話題は、刺激的であったり、誇張されていたり、時には医学の常識に反するような内容もある。患者からそれらについて質問されたとき、どのように答えればよいのだろうか。専門家の見解をまとめた。


 「食塩摂取量は1日10gを切ると、かえって体に悪い」「ナトリウムは生存に必須なミネラルだから、減らし過ぎるとよくない」「減塩で降圧できるのは一部の高血圧患者だけ」──。

 減塩と血圧を巡っては、週刊誌などでこんな話題が取り上げられた。もしも薬局で高血圧患者から「食塩は控えなくてもいいのか」と尋ねられたら、どのように答えたらよいのだろうか。

食塩は1日10gがベストか

 一般に、食塩の摂取量は少ない方がよいというのが医学的な常識だ。しかし、2014年に発表された研究結果では、ナトリウムの推定24時間尿中排泄量が4g(食塩換算10g)程度が、死亡や心血管疾患のリスクが最も低かった1)。それより多くても少なくてもリスクが増加する「Jカーブ現象」が見られた。

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