「ちょっとこれ、見てよ。すごいから」「えっ、今、こんなになっちゃったんですか」「うわ、おれ、もう薬局に戻れないわ」「本当にこんなのさばくんですかね」「今まで30秒で済んでたのが、これだと5分かかるよね」。2012年某日、某病院の調剤室で、院外処方箋を広げたときの会話である。そこには、今まで見たこともない薬名が並んでいた。
富野浩充の「当直室からこんばんは」
院外処方箋を手に入れて驚く
2012/07/02
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著者プロフィール
とみの ひろみつ氏 東京理科大学薬学部卒。天然物化学専門だったが、研究に挫折して薬剤師として薬局に勤務。その後、薬局勤務を続けながら、ウェブクリエーター、ライターなどとして活動。2004年より千葉県の総合病院薬剤部に勤務し、現在は関連病院に赴任。執筆活動も継続中。趣味は音楽ゲームとプロ野球観戦。

連載の紹介
富野浩充の「当直室からこんばんは」
病院薬剤師として勤務する富野氏が、クスッとできて、時にホロリとし、たまにムカッとしてしまう病院業務の日常を赤裸々に綴ります。薬のことにはほとんど触れない個人のホームページはこちら。※登場人物の名前は全て架空のものです。内容は事実を元に再構成したフィクションです。
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