DI Onlineのロゴ画像

自家調剤で数百万円返還の危機!?

2016/09/20

 リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックではジカ熱への感染が話題になりましたが、今回はジカはジカでも自家調剤のお話です。

 皆さんは、自分や自分の家族の処方箋を、自分の薬局へ持ち込みますか? それとも、よその薬局で調剤してもらいますか? 会社によりますが「自己負担金を福利厚生として支給してくれるから、自分の薬局で積極的に調剤しています〜」という方も少なくないのでは? かくいう僕もそのクチなんですけどね。(テヘッ)

 本題に入る前に、まずは定義の確認です〜。

 「自己調剤」は、薬剤師に対して交付された処方箋を自分自身が調剤することです。それに対して「自家調剤」は、開設者や薬剤師の家族などへの処方箋をその薬局で調剤することを指します。また、薬局内で、別の薬剤師が調剤することも指します。

 ちなみに、調べてみたところ、自己調剤、自家調剤ともに、明確に禁止した法令や通知はないようです。医師は保険診療上、自分で自分を診断したり、自分に対して処方箋を書くこと(自己診療)ができませんが、薬剤師にはそういった制約はないんですね。(フムフム)

 その自己調剤、自家調剤(以下、併せて『自家調剤』と呼びます)ですが、日本薬剤師会監修「平成28年版 保険薬局Q&A」(じほう)によれば、

(自家調剤のような)ケースの保険請求は客観性が担保されにくいため、(中略)行政サイドからは「好ましくない」あるいは「認められない」と問題視されており(後略)

著者プロフィール

関あきら(ペンネーム):関東在住の薬局薬剤師。管理薬剤師7年目にして個別指導を3度経験。「個別指導は愛のムチ」と割り切って日々勉強中。

連載の紹介

セキララ告白!個別指導
「個別指導」を経験したことはありますか?3度の個別指導を経験した筆者が、個別指導・返戻にまつわる裏話や、ちょっとためになる話を赤裸々につづります。〔本コラムでは、実際の指導記録を一部脚色してご紹介します。本コラムの情報に基いた行動で不利益が生じたとしても、一切責任を負いかねますのでご注意ください。〕

この記事を読んでいる人におすすめ