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偽造処方せんは「妙に読みやすい」が特徴

2010/07/15

 ずいぶんご無沙汰してしまい申し訳ありません。6月は年に1回の棚卸しやデイトナ名物のカーレースの開催で、バタバタしていました。

 その棚卸し。アメリカの薬局は棚卸し専門業者に依頼します。薬局側は下準備として、すべてのアイテムを正しく配列し、開いているボトルにマジックインキでバツ印を付け、価格を表すバーコードが明記されているか確認しておきます。

 前日まではこのような下準備で慌ただしいのですが、当日は、専門業者の作業を薬剤師は座って見ているだけ。薬局のスタッフが自ら棚卸しをする日本と違ってユニークですよね。

 棚卸しが終わると、17万人収容可能なカーレース会場「デイトナ国際スピードウェイ」でペプシ400という大きなレースが開催され、世界各地から集まったファンで町がごった返しました。

 もちろん、中には服用中の薬を受け取らずに来てしまう人も。アメリカ国内の患者さんなら他薬局が応需した処方せんをこちらに移転することが可能なのですが、カナダやメキシコの患者さんだとそうもいきません。会場から聞こえる猛烈な車の音を聞きながらこれらの対応に大わらわ。デイトナの薬剤師ならではの業務ですね。

著者プロフィール

大野真理子(ウォルグリーンズ・スペシャルティ薬局勤務〔米国テキサス州〕)
おおの まりこ氏○1997年武庫川女子大学薬学部卒業。同大学薬化学研究室嘱託助手を経て、2005年米国フロリダ大学卒業、Pharm.D取得。米国ウォルグリーンズに入社し、07年から16年まで薬局長を務める。15年に経営学修士(MBA)取得。16年フロリダ州にてコンサルタント薬剤師免許取得、同年テキサス州薬剤師免許取得。17年よりテキサス州のウォルグリーンズ傘下のスペシャルティ薬局に勤務。

連載の紹介

大野真理子の「アメリカで薬剤師になる!」
日本の薬学部を卒業後、単身渡米してPharm. D.を取得し、米国の大手薬局チェーンで薬局長を経験、さらにはフロリダ大学で経営学修士(MBA)を取得した大野氏。現在は大手薬局チェーンのウォルグリーンズ傘下のスペシャルティ薬局に勤務する同氏が、米国の薬局や薬局薬剤師の“今”を現地からリポートします。

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