こんにちは、酒井美佐子です。いよいよ12月、忘年会、クリスマスと、ごちそうを頂く機会が増える季節になりましたね。食べ過ぎた翌朝には、やさしく、暖かい食べ物がうれしいもの。今回は、胃腸の調子を整える作用があり、葛湯のようにして食べるハーブ「スリッパリーエルム」をご紹介します。
スリッパリーエルム(学名Ulmus rubra 和名アカニレ)は、北米の森ではおなじみのニレ科の落葉樹。ハーブというと、植物の葉や根を使うことが多いのですが、スリッパリーエルムは樹皮を使います。堅いコルク状になった樹皮の内側に、薄皮のような樹皮があり、それを医療用のハーブとして利用します。
これもエキナセアやクランベリー同様、アメリカの先住民が昔から利用してきたハーブ。胃炎や潰瘍、胃酸過多、憩室炎、過敏性腸症候群、下痢や便秘などの幅広い胃腸疾患に使われています。
酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
ハーブ上級者向け、胃腸を整えるスリッパリーエルム
2011/12/05
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著者プロフィール
酒井美佐子(特定医療法人財団古宿会 法人医療技術部部長、水戸中央病院[茨城県水戸市])
さかい みさこ氏 1992年東邦大学薬学部卒。同大医療センター佐倉病院、カナダ・アルバータ大学、米・コロラド州立大学を経て、2003年から医療機関内の自然療法部門でサプリメントやハーブ、アロマなどを取り入れた自然療法を行っている。メディカルサプリメントアドバイザー(NHPインターナショナル認定)。

連載の紹介
酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
「手足が冷える」「夜なかなか眠れない」といった、患者が薬局で打ち明けるちょっとした悩みの解決に、ハーブやアロマを役立てるコツを伝授します。ご意見・コメントは、ページ下部にあるコメント欄にどしどしご記入ください。「酒井美佐子のメディカルサプリブログ」も好評連載中です。
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