2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、薬局を訪れる患者さんが一時期は減少したのですが、年末になると一変して増加し、薬局での通常業務は目が回るほど忙しくなりました。あっという間に迎えた年末最後の勤務日に、同僚と薬局で片付けをしながら1年間を振り返ったところ、こんな会話になりました。
「そういえば、今年は私たち、一度もインフルエンザの薬を交付しなかったね!」
「本当だ。COVID-19の流行で、皆マスク、消毒、手洗いに気を付けているからだろうね」
「いつもクリニックで行われているインフルエンザの迅速検査が、COVID-19の可能性も考えなければならないからと、減っているのも影響しているのかな?」
こんな話をしていて気になったので、東京都と私の第2の故郷であるカナダの今シーズンのインフルエンザ情報を調べてみました。
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著者プロフィール
マイルバガナム恵美(カナダ・オタワ在住)
まいるばがなむえみ氏。1995年神戸薬科大学卒業、2004年まで薬局勤務。05年にカナダで薬剤師免許を取得後、薬局勤務。12〜15年は日本で薬局に勤務し、15年夏にカナダに戻る。カナダ糖尿病教育者。15年に『カナダで薬剤師になる!』をアマゾンKindleストアで出版。

連載の紹介
マイルバガナム恵美の「日本とカナダの薬局見聞録」
日本の薬局で働いていたときにカナダ人留学生と出会って結婚したマイルバガナム氏。ご主人とともにカナダに渡り、薬剤師免許を取得してカナダの薬局に勤務していましたが、ご主人の仕事の関係で一時帰国し、日本で薬剤師として働いていました。現在はカナダに戻り、両国の薬局の勤務経験を持つ同氏が、カナダでの免許取得の苦労話や、カナダの薬局での体験談や医療事情などをつづります。
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