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米国心臓協会(AHA)2010
ROCKET AF試験、ワルファリンに対する非劣性を証明
新規抗凝固薬の開発競争に拍車

米デューク大のKenneth Mahaffey氏

 ワルファリンに代わる新しい抗凝固薬の開発競争が熾烈さを増してきた。第83回米国心臓協会・学術集会(AHA2010、11月13~17日、開催地:シカゴ)のLate Breaking Clinical Trialsで米国デューク大学のKenneth Mahaffey氏は、「リバロキサバンのワルファリンに対する非劣性が証明された」と、ROCKET AF試験の結果を発表した。

 同試験は、心房細動(AF)患者の脳卒中予防効果について、第Xa因子阻害薬(抗Xa薬)のリバロキサバンと従来薬のワルファリンを比較した二重盲検ランダム化比較試験。リバロキサバンの第III相試験と位置づけられ、世界45カ国で1万4269例のAF患者を、リバロキサバン投与群とワルファリン投与群にランダムに割り付け、その効果を比較した。ワルファリン投与群に必要なINRの測定は、二重盲検のため両群に実施した。

 被験者の人種の内訳は、白人83%、黒人1%、アジア人13%。なお、本試験に日本は含まれず、日本人を対象としたJ-ROCKET試験が実施されている。その結果も来年春ごろには発表される見込だ。

 リバロキサバン群の投与量は20mg1日1回(クレアチニンクリアランス30~49mL/分では15mg1日1回)、主要評価項目は、脳卒中および非中枢神経性の全身性塞栓症の発生。両群の平均年齢は73歳で、75歳以上が44%を占める。

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