日経メディカルのロゴ画像

日本高血圧学会2009
高血圧治療ガイドライン2009の評価はおおむね良好
メタボ合併例の扱いや併用薬のエビデンスなどに課題

2009/10/19
中村 克也=医学ライター

 日本高血圧学会高血圧治療ガイドラインを5年ぶりに改訂して、今年1月に『高血圧治療ガイドライン2009JSH2009)』として公表してから9カ月余り。第32回日本高血圧学会総会(10月1~3日、大津市)の特別企画「JSH2009ガイドラインを検証する」では、現段階での同ガイドラインの認知の状況や、今後の検討課題などについて報告と議論が行われた。

 講演会の実施や学会ホームページでの告知を通じてJSH2009ガイドラインが既に多くの医師に認識されている一方で、今回新たに導入された正常高値血圧メタボリックシンドローム(MetS)合併例の扱いについては、分かりにくいという意見が多く寄せられたという。また、糖尿病や慢性腎臓病(CKD)を合併する患者に対する併用療法での薬剤選択、高齢者に対する降圧目標値、β遮断薬の位置づけなどについては、今後さらにエビデンスの積み重ねが必要と指摘された。

 東北大大学院臨床薬学教授の今井潤氏は、JSH2009ガイドライン公表に合わせ今年1~5月に全国で開催された学術講演会の参加医師、1万2306人を対象にしたアンケートの結果を報告。有効回答数は6726人で、回答者の内訳は男性が9割、診療形態は半数が開業医、一般診療医が6割、内科系が8割だった。

この記事を読んでいる人におすすめ