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循環器医必需薬ACE-I/ARBと癌の話

2017/12/07

 レニン‐アンギオテンシン系に介入する薬には、ACE阻害薬ACE-I)、AT1受容体ブロッカーARB)、ダイレクトレニン阻害薬DRI)があり、循環器系では欠かすことができない薬です。そんな循環器医の懐刀ACE-I/ARBの癌に対する作用が最近取り上げられています。2010年に発表されたメタ解析(Lancet Oncol 2010;11:627-36)では、ARBの服用が癌の発生率をオッズ比で1.08で有意に上げると報告されています(図1)。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

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