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臨床研修プラクティス:抗菌薬をマスターする

用法・用量設定の基本(後編)

2015/02/05
山本雅人(名古屋大学医学部附属病院薬剤部)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2008年10月号の特集を転載したものです。

4.抗菌薬投与のポイント用法・用量調節はどのようにするの?

 薬剤排泄/代謝が低下した症例では、当然体内に薬剤が蓄積する傾向となりますので、抗菌薬の用法・用量など投与法を調節することが必要になります。

 多くの抗菌薬で主な排泄経路は腎からになりますので、患者さんの腎機能障害の程度を見て用法・用量を調節します。この用量調節の判断は、抗菌薬を投与する全ての症例、全ての場面で必要であることや、本来抗菌薬は安全性が高いことなどから、腎機能の指標としては、やや不正確な面もあるものの、簡便なCockcroft and Gault式(下記)によって推定されたクレアチニンクリアランス(CLcr)値が多用されています。

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