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尿のお勧めDVD
尿検査と糸球体疾患の理解が深まる

2018/08/27
田中 和豊

 前々回は血液ガス生理のバイブルを、そして、前回は呼吸生理のバイブルを紹介した。今回は「輸液-電解質-酸塩基平衡トライアングル」に関するテーマで、なかなか日の目を見ない「尿」についての良書を紹介する。

 輸液・電解質・酸塩基平衡の書籍はあまたあるが、尿だけに関する書籍はほとんど見かけない。また、採血や血液ガスのようなメジャーな検査に対して、尿検査はマイナーな検査というイメージを抱きがちだ。筆者自身も尿検査結果について見るのは、比重、潜血・血液、タンパク、糖、白血球反応、亜硝酸塩、沈渣くらいで、その他必要があれば尿中の電解質を見る程度である。ということで今回はこの日陰の「尿検査」についてスポットライトを当てることにした。

 実際に「尿検査」だけについての書籍を検索すると、ほとんどが医師向けの書籍というよりは臨床検査技師を主な読者対象にしている書籍であった。検査技師向けの書籍をいきなり若手医師に紹介するのも不自然なので、臨床と関連して尿について解説してある教材をまず紹介することとした。

 その臨床と関連して尿について解説してある教材として最も勧めるのが、安田 隆:『Dr. 安田のクリアカット腎臓学』 CareNet DVD, 2010(分類:教科書、推奨度:★★★、推奨時期:医学生~)である。

著者プロフィール

田中和豊(福岡県済生会福岡総合病院 総合診療部主任部長・臨床教育部部長)●たなか かずとよ氏。慶應大理工学部を卒業後、医師を目指す。94年筑波大医学専門学群卒業。横須賀米海軍病院、聖路加国際病院、アルバートアインシュタイン医科大、ベス・イスラエル病院などを経て、2012年より現職。

連載の紹介

医学書ソムリエ
良い医学書は良い海図のように、臨床の大海原の航海を確実に楽にしてくれるもの。しかし、数多く出版される医学書のどれを読んだらよいのでしょうか。本連載では、筆者の田中和豊氏が、忙しいあなたの代わりに様々な医学書に目を通し、「これは良い」と思ったものだけを紹介します。

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