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「レジデンシー in NY」を終えて
応用自在な変化の方法論

2012/10/19

 米国で臨床研修を始めた当初は、「米国式研修の弱点」で書いたように、米国では学べないものに気づくことが多かった。それが徐々に「米国でしか学べないもの」が目に付くようになった。とりわけ「土曜日に働いてはいけない研修医」「24時間対応の医療通訳サービス」で触れたような、文化や言語の多様性に起因する複雑な医療環境は、日本では経験し難く、それに伴う困難や面白さは、米国での経験をより価値あるものにしてくれる。

 前回、米国での研修を通じて最も強く感じたものは「変化(しようとする力)」だと述べた。「変化の方法論」と言ってもいいかもしれない。これは私にとっては米国での最も大きな学びの一つであった。物事をシステム化することに長けた米国ならではの経験と言えるだろう。

著者プロフィール

反田篤志●そりた あつし氏。2007年東京大学卒業。沖縄県立中部病院での初期研修終了後、Nプログラムの選考を経て、09年7月よりニューヨークの病院で内科研修。特技は社交ダンス。

連載の紹介

レジデンシー in NY
ニューヨークのマンハッタンにある病院で内科研修医として働く反田篤志氏が、米国の臨床研修現場での実体験を通じて感じたことを、日本での臨床研修の経験も踏まえて語ります。

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