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「統合失調症がやってきた」を読んで(その1)
せのびぃ、お笑いコンビの回顧録から学ぶ

2014/10/22

 今週は、人気絶頂の最中、統合失調症の症状悪化により、突然芸能界から姿を消した芸人のお話をしようと思います。お笑いコンビ「松本ハウス」をご存知でしょうか?

統合失調症がやってきた
 「か・が・や・でーす」という登場シーンが強烈なことでも有名なハウス加賀谷さんは、中学生の頃から幻臭に対する被害的な幻聴と妄想が出現したということです。症状は増悪・寛解を繰り返しながら、芸人として人気絶頂を迎えます。多忙な毎日を送る中で症状は徐々に悪化し、1999年には活動休止を余儀なくされました。しかし、その後入院生活を経て症状が劇的に改善した加賀谷さんは、2009年に10年ぶりの芸人復帰を決意するのです。

 このコンビ復活までの軌跡を綴った本が、『統合失調症がやってきた』(ハウス加賀谷、松本キック共著、イースト・プレス、2013年)です。相方である松本キックさんからの視点が、解説の意味も含めて適宜加えられています。

著者プロフィール

毎日せのびぃ●市中病院での初期研修後、出身大学病院を経て、再度初期研修病院に戻った精神科医の卵。外見や語り口は穏やかで気さくな好青年。だが、胸の内には数々の野望が渦巻いている。今はそれらを封印し、高みを目指して修行に励む日々。

連載の紹介

日々是たぶん好日ナリ
毎日せのびぃ”が臨床の狭間で繰り出すつぶやきログ。生活の大部分を占める医療ネタのほか、将来のこと、趣味のこと、世間話など、フリーハンドで書いていきます。

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