「ピッ・ピッ・ピ~」。診察時に、医療用PHSが突然鳴った。PHSの送信元を見ると、レジデント2年目(医師4年目)の高橋先生だ。「どうした?」。「先生、お忙しいところすみません。入院病棟の患者さんに、ルートが入らなくて困っています。2度ほど刺してみたのですが、血管が細くてうまくいきません。患者さんが少し怒り出して、『100%成功できる医者を呼んでくれ!』と言っています」
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著者プロフィール
緑山草太(ペーンネーム)●みどりやま そうた氏。東京の大学病院の上部消化管診療チーフ。1988年東京の医科大学卒。04〜09年大学病院医局長。09〜10年、本サイトでブログ「僕ら、中間管理職」を執筆。

連載の紹介
緑山草太の「がんばれ!ドジカワ研修医」
医局長を5年務めたベテラン消化器外科医の緑山氏が、日本医療の将来を担う若手医師へ贈る応援歌。ドジでカワイイ「ドジカワ研修医」への指導や、彼らとのコミュニケーションを通じて感じた様々な思いをつづります。
この連載のバックナンバー
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2011/06/27
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2011/01/31
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2010/12/28