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WCRF/AICR推奨の癌予防食事法

2007/11/03

 American Institute for Cancer Research(AICR)とWorld Cancer Research Fund (WCRF) の食事と癌の関係の2次報告(サマリー pdf)にはいろいろ考えさせられた。

 例えば、腹部脂肪過剰蓄積と関係あるのは、食道、膵臓、直腸結腸、閉経後乳癌、子宮内膜、腎臓癌という報告。ほかのリスクに関しては一覧表が作られている。

 WCRF/AICR推奨癌予防推奨としては、以下のごとき内容。

(1)やせすぎにならない程度に、できるだけやせること
(2)毎日少なくとも30分運動を
(3)エネルギーの多い食品(特に糖分と脂肪分が多く、繊維分が少ない加工食品)を避けること
(4)野菜、果物、全粒、大豆など豆類を多く摂取すること
(5)赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)の摂取を控え、特に加工肉は控えること
(6)1日のアルコールは、男性では2ドリンク、女性では1ドリンクまでに制限
(7)塩分の多い食品や加工食品を控えること
(8)癌予防に対してサプリメントは使用しない

<特定の人への推奨>
(9)生後6カ月までは特に母乳がベストであり、ほかの水分や食品はそれ以降から加えること
(10)癌治療後の生存者は癌予防推奨に従うべき

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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