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厚労省での2年間を経て、「幸せの国ブータン」へ

2012/08/08
西澤和子

ティンプー市内にあるメモリアル・チョルテン。ジグミ・ドルジ・ワンチュク国王(第3代)の死後すぐに建立された霊廟兼追悼施設。

 読者の皆様、はじめまして。西澤和子(にしざわよりこ)と申します。2011年5月から、南アジアに位置するヒマラヤの小国ブータンで、新生児(生後4週未満の赤ちゃん)を専門に診療する小児科医(新生児科医)として働いています。

 人生は計画通りにはいかないものです。帰国子女でもなく大した留学経験もないこの私が、日本から遠く離れた異国の地で、しかもいわゆる開発途上国と呼ばれる国で、現地の医師たちと同じように臨床医として働くことになるとは、自分でも全く想定していませんでした。 

 東日本大震災が起きた昨年、私は後ろ髪を引かれつつも、運命に導かれるように日本を後にし、このヒマラヤの小国に降り立ちました。ここに至るまでの過程、そしてここで見たこと、感じたこと、経験したことを、この連載を通じて日本の皆様にご紹介できれば幸いです。

著者プロフィール

西澤 和子

Jigme Dorji Wangchuck National Referral Hospital新生児科(小児科専門医)/京都大学ブータン友好プログラム(京都大学霊長類研究所)特別研究員

2001年、福井大学医学部卒。聖隷三方原病院で初期研修修了後、米ノースカロライナ大学救急部およびシンシナティ小児病院で小児救急・集中治療短期研修。神奈川県立こども医療センターで小児科ジュニアレジデントを経て、大阪府立母子保健総合医療センターで新生児医療を学ぶ。2009年、厚生労働省国際協力専門官として、国際危機管理、国際協力および世界の母子保健行政などに従事。2011年5月よりブータン王国の首都ティンプーにあるJigme Dorji Wangchuck National Referral Hospitalにて新生児科医として勤務。趣味は料理、茶道、トレッキング。最近、ヨガを始めた。

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