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ロコモティブシンドローム特集2014

【学会トピックス】秋のロコモ関連学会より
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン、来春の改訂で診断手順を見直し

 日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会、骨粗鬆症財団により作成された「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2011年版」の発行から約3年がたち、改訂作業が進んでいる。10月23~25日に開催された第16回日本骨粗鬆症学会では、ガイドライン作成委員会事務局長を務める健康院クリニック(東京都中央区)副院長の細井孝之氏が、改訂の概要を紹介した。

 細井氏は冒頭、日本医療機能評価機構の運営で診療ガイドラインとその関連情報を提供している「Minds」が発行した「診療ガイドライン作成の手引き2014」の内容に触れ、「今回の改訂には反映しなかったものの、今後、全体の構成や文献評価の方法などを手引きにのっとって抜本的に変更する必要があると考えられる」と述べた。

 主な改訂項目は、(1)2011年版ガイドラインの発行後に改訂された関連学会の診断基準やガイドラインの内容を反映、(2)ロコモティブシンドロームやリエゾンサービスなど、骨粗鬆症の診療に関する新たな項目の追加、(3)2011年版に掲載されていない3剤の新たな治療薬に関する解説の追加だ。2012年以降に改訂された診断基準は表1の通りで、原発性骨粗鬆症の診断手順(図1)も併せて修正される見込み。「骨粗鬆症の定義・疫学および成因」の章では、骨強度低下を来す細胞生物学的機序について触れるほか、ロコモティブシンドロームの観点から見た骨粗鬆症の病態について新たに項目を設けることが検討されている。

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