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パンデミックに挑む

WHOが新たなステージに入ったと警告
コンゴのエボラ流行、人口120万人都市に波及
日本への影響を考えるのは杞憂なのか?

 WHOは5月17日、エボラウイルス病エボラ出血熱)が流行しているコンゴ民主共和国で、都市部でも1人の患者が確認されたと発表。約120万人の都市で感染者が発生したことを受け、「コンゴのエボラ流行は、新たなステージに入った」と警告を発した。同国は5月8日、2例の患者が確認されたため、1976年以来の9回目の患者発生を宣言したばかり。

 WHOによると、コンゴ民主共和国の北西部に位置する赤道州の都市ムバンダカで、衛生状態が比較的良好と考えられていたワンダカ地域で新たなエボラウイルス病の患者が1人、確認された。この事態を受け、WHOアフリカ地域事務局長を務めるMatshidiso Moeti氏はWHOの発表の中で「エボラの都市部への波及は非常に懸念される」との認識を示した。WHOはコンゴ保健省など関係機関と協力して、ワンダカ地域での感染状況の把握に取り組んでいる。

 コンゴでは5月15日時点で、44人のエボラウイルス病の患者が報告されている。うち「感染確定」は3例で、「感染の疑いが濃厚」は20例、「感染が疑われる」は21例となっている。5月14日の集計では、41人の患者が確認され20人が死亡している(致死率は48.8%)。

 今回のコンゴでのエボラウイルス病の発生は、1976年にエボラウイルスが発見されて以来、9回目となる。

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