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パンデミックに挑む

広域で麻疹患者が発生するリスクが高まる
感染研、麻疹発生で医療機関に注意喚起

 国立感染症研究所は10月13日、広域で麻疹患者が発生するリスクが高まっているとして医療機関に向けた注意喚起を発表した。10月6~9日にかけて、富山県宮城県で確認された麻疹患者が感染可能期間中、国内を広範囲に移動していたことを受けたもの。

 それによると、10月6~9日にかけて、富山県と宮城県から、麻疹症例が感染可能期間中に国内を広範囲に移動していたことが発表さた。また、これらの事例とは別に、9月下旬に麻疹患者の発生が関東地方・中部地方の複数の自治体から感染症発生動向調査NESID)に報告された。

 感染研は、これらの麻疹患者の発症日は9月中旬から10月上旬と報告されていることから、「既に感染が広域に拡大している可能性がある」と指摘。医療機関に対して、発熱・カタル症状・発疹などの症状を認めて受診した症例には麻疹である可能性も考慮し、渡航歴や旅行歴、さらには麻疹を含んだワクチン接種歴を問診するよう求めている。

 また、医療機関側の対応としては、職員らを対象に、麻疹を含むワクチンの接種歴や麻疹罹患歴を確認し、発症予防を徹底すべきとしている。症状から麻疹が疑われる患者には、医療機関に事前に電話をした上で医療機関の指示に従って受診するよう指導することも求めている。

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