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パンデミックに挑む

首都圏に限らず地方でも増加中
2017年も梅毒流行続く、2カ月連続で前年上回る

 昨年、年間の患者報告数が4518人となり、近年にない大流行となった梅毒は、今年に入ってからもその勢いは衰えていない。1月、2月と連続で前年実績を上回り、全国累計で656人と昨年実績の15%に迫っている。

<参考記事>
トレンド◎この10年間で梅毒の報告数が最多に
梅毒は様々な診療科で見逃されている

 2月までの累計患者数を都道府県別に見ると、東京都が200人で、全体の3割を占めている。大阪府が98人、神奈川県が41人、福岡県が29人、愛知県が27人と続く。

 昨年1年間の患者数に占める1-2月患者数の割合を見ると、青森県(42.3%)、山口県(40.0%)、熊本県(40.0%)では、既に昨年実績の40%を超えている。これに、和歌山県(38.9%)、群馬県(39.4%)、宮城県(37.9%)、岐阜県(36.4%)、宮崎県(33.3%)、長野県(30.0%)が続いており、首都圏に限らず地方でも梅毒が広がっていることをうかがわせている。これらの自治体では、まだ患者数は3~13人と少ないが、今後急増する可能性もあり、対策を強化する必要がありそうだ。

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