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パンデミックに挑む

工場の従業員10人と医療機関勤務の1人も
三重県で麻疹の集団感染が発生

 三重県は2月8日、多気郡内の工場で麻疹集団感染が発生したと発表した。同日18時現在、工場の従業員を中心に11人の患者が出ている。うち1人は松阪市内の医療機関に勤務しているが、工場内の感染者との関連は分かっていない。

 県によると、発生場所は三重県多気郡にある工場。2月2日、この工場に勤める10歳代の女性が麻疹に感染しているとの報告があり、松阪保健所が検査を実施した。翌2月3日、この女性が麻疹陽性と分かり、松阪保健所が調査を実施した結果、集団感染の可能性が浮上した。この時点で、伊勢保健所管内にも患者が発生していることが判明、同保健所も調査を実施した。2月7日には国立感染症研究所とともに工場内の調査が行われた。

 その結果、2月8日18時現在、11人の患者が確認された。年齢の内訳は、10歳代が1人(女性、初発症例)、20歳代が男性3人、女性2人、30歳代が男性3人、女性1人、40歳代が男性1人だった。10人は同じ工場の従業員だったが、1人は松阪市内の医療機関に勤務していた。

 同県は、引き続き患者の発生状況の把握に努めるとともに、約100人の接触者の健康観察を行っている。また県は、麻疹が疑われる場合は早めに医療機関を受診し、その際には必ず事前に医療機関に電話で麻疹疑いを連絡し、医療機関の指示に従うよう呼び掛けている。なお、子どもへの感染拡大を防ぐためにもワクチン接種は欠かせないことから、定期接種が済んでいない子どもは早めに接種するよう求めている。

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