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パンデミックに挑む

大阪地裁の職員に麻疹患者、関空の利用歴あり
乗客の感染者は5人に、集団感染との関連は調査中

 大阪地方裁判所は9月16日、職員の1人に麻疹患者が確認されたと発表した。大阪市によると患者は、8月20日と29日に関西国際空港を利用していた。関空従業員の集団感染との関連については現在、調査中だ。これで関空従業員に集団感染が発生して以降、同空港を利用した乗客に確認された感染者は5人となった。5例のうち1例は麻疹ウイルスの遺伝子型が集団感染例と異なることが分かっているが、他の4例については関連が明らかになっていない。

 大阪地裁によると、職員は9月12日夜から37℃前後の発熱があった。14日朝には発疹などの症状が現れたことから同日、医療機関を受診。15日に麻疹陽性が確認された。この職員は裁判所内部の事務を担当しており、一般来庁者との窓口対応は担当していないという。

 大阪市によると、この患者は、8月20日と29日に関空を利用していた。渡航先が麻疹の流行地域なのかどうかなど詳しいことは明らかにされていない。患者の発症日は帰国から2週間たっており、潜伏期間を考えると帰国後に感染した可能性が高い。ただし、修飾麻疹関連記事「やっかいな修飾麻疹、症状だけでは診断困難」)の可能性もあり、国外での感染も否定できない模様だ。大阪市は、感染経路などの特定を急ぎたいとしている。

 8月以降に確認された麻疹患者で、乗客として関空の利用歴のあった患者は以下の通り。

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