日経メディカルのロゴ画像

パンデミックに挑む

中国で黄熱の輸入感染例が相次ぐ

 3月に入ってから中国で、黄熱輸入感染例が相次いで報告されている。3月25日までに、福建省、北京市、上海市で計6人の患者が確認されている。いずれの患者もアフリカ南西部のアンゴラで就労していた。ほとんどの患者がドバイ経由で北京あるいは上海に入り、その後医療機関を受診している。肝腎機能障害があるなど重症例も多い。

 中国国家衛生計画生育委員会によると、これまでに確認された症例は以下の通り。

・浙江省出身、32歳、男性(3月13日、北京市発表):アンゴラで就労。3月10日夜、ドバイ経由で北京に到着。その後病院を受診。12日に中国疾病予防コントロールセンター(中国CDC)が黄熱と確認した。中国初の輸入症例だという。肝腎機能の障害がある。症状は重く、現在治療中。

・江蘇省出身、46歳、男性(3月18日、上海市発表):アンゴラで就労。3月7日夜、ドバイ経由で上海に到着。その後病院を受診。17日に中国CDCが黄熱と確認した。肝機能の障害を認めるが、症状は安定しているという。

・福建省出身、44歳、男性(3月19日、北京市発表):アンゴラで就労。3月16日夜、ドバイ経由で北京に到着。その後病院を受診。北京市衛生計画生育委員会が黄熱と診断した。症状は重く、治療を受けている。

・四川省出身、44歳、男性(3月19日、北京市発表):アンゴラで就労。3月17日夜、ドバイ経由で北京に到着。到着時に発熱があり救急搬送された。北京市衛生計画生育委員会が黄熱と診断した。症状は重く、治療を受けている。

・福建省出身、50歳、男性(3月20日、北京市発表):アンゴラで就労。3月18日夜、ドバイ経由で北京に到着。19日に病院に搬送され入院し隔離治療となった。20日に北京市疾病予防コントロールセンターの検査で黄熱と確認された。症状は重く、治療を受けている。

・福建省出身、42歳、女性(3月25日、福建省発表):アンゴラで就労。3月12日、ドバイ経由で北京に到着。13日に北京から福建省福清市に戻った。翌14日に福州市内の感染症病院を受診。18日、福建省疾病予防コントロールセンターの検査で陽性となり、中国CDCが24日に黄熱と確認した。症状は安定し、福州市の感染症病院内で隔離治療を受けている。

この記事を読んでいる人におすすめ