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パンデミックに挑む

3月に入って3例目のジカ熱患者、累計で7例に
40歳代女性、ブラジル以外の中南米に滞在歴

 ジカ熱ジカウイルス感染症)の輸入感染例が相次いでいる。3月に入って3例目となる患者が3月24日、確認された。厚生労働省の発表によると、患者は40歳代女性で、ブラジル以外の中南米の流行地域に2週間ほど滞在していた。現在、自宅療養中で、発疹や倦怠感を認めるが、解熱しており状態は安定しているという。

 患者は愛知県在住の40歳代女性。3月20日に帰国。発疹などの症状が表れたため、3月23日に医療機関を受診した。症状は発疹、発熱(37.9℃)、関節痛結膜炎などだった。

 ブラジル以外の中南米のジカ熱流行地域に滞在歴があり、蚊の刺咬歴もあった。このため医療機関から、ジカウイルス感染症疑い例として自治体に届け出があり、24日に国立感染症研究所の検査で陽性が確定した。

 これでWHOの緊急事態宣言後では4例目、累計では7例目の輸入感染例となった(表1)。7例中、男性が3例、女性が4例となっている。4例目以降は、ブラジルあるいはブラジル以外の中南米の流行地に滞在歴があった。ブラジル以外の中南米の流行地に滞在歴のある症例としては、今回が初めて。3月に入ってから確認された症例は全員、女性だった。

 ジカ熱で懸念されているのは、小頭症などの先天性ジカウイルス感染症やギラン・バレー症候群の発症だ。これまでの感染例では、懸念される症例は報告されていない。

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