西アフリカで流行しているエボラ出血熱は、依然として憂慮すべき状況にある。6月4日のWHO発表によると、最も多くの患者が確認されているギニアでは、5月29日から6月1日までの4日間で新たに37人の患者が把握された。また、隣国のシエラレオネでもこの間に新たに13人の患者が確認された。
ギニアで5月29日から6月1日までに新たな患者が報告されたのは、Conakry地区(3人、死亡0)、Gueckedou地区(11人、死亡13人)、Macenta地区(4人、死亡1人)、Telimele地区(19人、死亡5人)、Boffa地区(0、死亡2人)の5地区。3月の第一報からこれまでの累計患者数は328人(確定例193例、可能性例80例、疑い例55例)、うち死亡が208人で、致死率は63.4%となった(図1)。
パンデミックに挑む
パンデミックに挑む
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。