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パンデミックに挑む

西アフリカで流行のエボラ出血熱、依然として憂慮すべき状況
ギニアで確認された患者は281人、死亡186人

2014/05/30
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図1 エボラ出血熱の流行拡大が懸念される西アフリカ

 今年3月以降、西アフリカで流行が確認されているエボラ出血熱は、依然として憂慮すべき状況にある。WHOの5月28日の発表によると、3月に第一報が報じられたギニアでは、新たに4地区から14人の確定患者が報告され、うち5人が死亡した。WHOの集計によると、5月27日18時現在、2014年3月23日からの累計で、ギニアで確認されたエボラ出血熱患者(疑い例含む)は281人、うち死亡は186人となった(致死率は66.2%)。

 ギニアの隣国であるシエラレオネでも、Kailahun地区から確定例7例、疑い例9例の計16例が報告された。エボラ出血熱かどうか未確認であるが、同地区では、このほかに5人の死亡が報告されているという。Kailahun地区はシエラレオネの東部に位置し、ギニアの都市Gueckedou(176人感染者、126人死亡)および隣国リベラとの国境に近く、地域的な感染拡大が懸念されている(図1)。

 なお、リベリアでは、2014年4月9日以降、新たな患者は確認されていない。

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