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パンデミックに挑む

南半球の今
ニュージーランドで流行の目安を超える

2010/08/09
「パンデミックに挑む」編集

 ニュージーランド保健省によると、同国の今冬のインフルエンザは、30週(7月26日から8月1日)に流行の目安を超えた。昨年よりは6週遅れ、2008年よりは4週遅れのシーズンインとなった。

 30週のインフルエンザ様疾患による10万人当たり受診率は、流行の目安とされる50を超えた(図1)。最近の3年間ではもっとも遅い流行開始となる。電話相談窓口である「Healthline」への相談件数の22.4%は、インフルエンザ様疾患と関係があったという。今シーズンでもっとも高い数字となったが、昨年のピーク時の35.8%よりは低い水準にとどまっていた。

 流行しているウイルスは、パンデミック(H1N1)2009が優勢であるという。特徴的なのは、昨年流行が比較的少なかった地域での感染が目立っており、インフルエンザ様疾患による入院率もこうした地域で目立っている点だ。なお、これまでに入院した事例は222件となった。最近の報告では58人の新たな入院が確認されている。感染者のほとんどは軽症だが、妊婦や幼児、基礎疾患のある人などハイリスクの人々は特に注意を要すると警告している。

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