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パンデミックに挑む

国内初の感染者が確認された高校で起こっていたこと(その2)

 電車の中で菌をばらまくなと言われた、バスに乗ったら鼻と口を塞ぐ人がいた、ネットの掲示板に君らのせいで休校になったと書かれた――。国内初の感染者が確認された高校では、多くの生徒たちが誹謗中傷を経験した。全校生徒995人中、感染者は17人と初動対策が功を奏した同校は、教職員をはじめ生徒らも一丸となって対策に臨み成果を挙げた。その一方では、心無い声に曝されていた。前回に引き続き、岡野幸弘校長と渡辺かおる養護教諭に、当時を振り返ってもらった。

―― もう一度、5月15日深夜からの動きを振り返っておきたいと思います。表1は校長先生にまとめていただいたものですが、新型インフルエンザ感染が濃厚という一報が入ってから、対策本部の立ち上げ、最初に感染が確認された生徒さんの入院、全校生徒995人への自宅待機の連絡等々と、夜を徹してのめまぐるしい動きとなっています。

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