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第29回 日本医学会総会2015関西

日本医学会総会2015関西の見どころ・聞きどころ【Vol.15】
薬剤師も“お客さん”ではなく医学会総会で積極的に情報収集しよう
北村正樹氏(東京慈恵会医科大学附属病院薬剤部)に聞く

2015/02/27

きたむらまさき氏
東京慈恵会医科大学附属病院薬剤部医薬品情報室主査。医学博士。1978年東京薬科大学薬学部卒業後、東京慈恵会医科大学助手を経て1986年より同大学附属病院薬剤部に勤務。現在、日経メディカルOnlineでコラム「最新DIピックアップ」を連載中。

 これまでは日本医学会総会に参加しても、医師の話を聞いて終わりで、お客さん気分でした。薬剤師として積極的に関わる機会は少なかった。

 でも今回のプログラムを見て、とても驚きました。いろんな立場の人が参画して話し合う、面白い器がいくつか準備されているんです。特に薬学生、医学生、看護学生が主体的に行う、柱17「医療チーム学生フォーラム」に注目しています。これからの医療現場を担う若手同士が、分野横断的に意見を戦わせる機会はそうありませんから。

 おすすめ演題ですか。薬剤師ならまず柱19「チーム医療の新しい展開」は見逃せません。いままでは医療者中心のチームでしたが、一番自分の病気に詳しいのは、患者さん本人。やはり患者中心のチームづくりが大切です。

 それから少子高齢化社会に向けて、柱13「在宅医療」も外せません。僕ら薬剤師ははっきり言って、看護のケアなどについては詳しくありません。でもその知識は、在宅医療の現場では欠かせない。情報収集のチャンスです。

 それから、チーム医療を行う時に必須の「多職種連携」については、これまで系統だった教育は行われてきませんでした。薬学部は薬学部で、医学部は医学部で教育が完結していた。そういう意味で、柱15「効率的な医療人養成制度」も大切なテーマだと思います。

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