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日本腎臓学会2011
高血圧CKD患者、心腎連関指標の特徴が明らかに

2011/08/01

 高血圧CKD患者は、高血圧非CKD患者に比べて、体重が軽い、拡張期血圧が低く脈圧が大きい、Augmentation index (AI)が高い、などの特徴があることが示された。JA福島厚生連ヘルスサイエンスリサーチの谷田部淳一氏らが、6月に開催された日本腎臓学会で報告した。

 演者らは日本人高血圧患者において、腎機能と心血管指標との関係を検討し、合わせて降圧薬がこれらの指標に与える影響についても解析した。

 対象は本態性高血圧患者368人(男性164人、女性204人。年齢32~85歳)。eGFRが60mL/分/1.73m2未満をCKDと定義した。

 368人中CKD群は80人、非CKD群は269人だった。この2群の患者背景は、年齢がCKD群74.3±7.6歳に対し、非CKD群が68.0±9.2歳とCKD群が高齢だった以外は、著しい差はなかった。

 この両群で心腎連関指標を比べたところ、CKD群では、体重が軽い、拡張期血圧が低く脈圧が大きい、AIが高い、Ankle-brachial index(ABI)が低い、脈波伝達速度(PWV)が速い、HDL-Cが低い、ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)が高い、などの特徴が浮かび上がった。

 なお、降圧薬の影響について解析した結果では、ARBまたはACEIによる治療を受けていた患者群の方が、CCBによる治療を受けていた患者群に比べて、有意に尿中アルブミンと8-OhGDが低いことも分かった(図1)。

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