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内分泌・代謝性疾患
ガイドライン外来診療◆甲状腺機能異常症

2017/04/28
谷山 松雄、佐藤 尚太郎、佐藤 志織
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甲状腺中毒症の症状緩和にはβ遮断薬を使用する。抗甲状腺薬(チアマゾールとプロピルチオウラシル)は低頻度だが重篤な副作用を起こすので、必要のない患者に投与しないよう原因の診断をつけてから使用する。抗甲状腺薬投与開始時には無顆粒球症について説明し、発熱・咽頭痛時の服薬中止と医療機関受診を指示する。バセドウ病にはチアマゾールが第1選択である。妊娠初期や挙児希望の場合、授乳中はプロピルチオウラシルを使う。十分量で始めて漸減する。小児ではプロピルチオウラシルは重症肝障害のリスクがあり禁忌である。薬物療法以外に放射性ヨード内用療法と手術療法がある。

連載の紹介

ガイドライン外来診療
外来でみる、主要疾患の最新のガイドラインを網羅した書籍『ガイドライン外来診療』(発行:日経メディカル開発)。一般診療において遭遇する頻度が高い47疾患をコンパクトに解説しています。本コラムでは、本書2015年版の中から、各疾患のガイドラインのエッセンスを紹介します。

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