インフルエンザの流行が拡大している。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、新たに富山県、群馬県、秋田県、埼玉県、東京都などで、12月25日までの1週間の患者数が注意報レベルの定点当たり10人を超えた。各自治体は、今後、大きな流行へと拡大する可能性があるとし、インフルエンザの予防・拡大防止策の徹底を呼び掛けている。
12月30日時点でインフルエンザ2016/17取材班が集計したところ、富山県(14.31人)、群馬県(14.09人)、秋田県(13.76人)、埼玉県(13.37人)、福島県(11.40人)、東京都(10.58人)などで10人を超えた。既に注意報レベルに達していた福井県、沖縄県では患者数が増加した。この時点でデータを公表している50都府県のうち、8都県が注意報レベルに達した。
注意報レベルに達した自治体は、前週の栃木県を加えると、この1週間で3県から9都県に拡大した。また、広島県などのように、全域で10人に達していない自治体でも、10人を超えている地域があるところでは注意報を発表し、注意喚起を行っている。
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