インフルエンザ流行が加速している。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)によると、1月17日までの1週間に全国の定点医療機関を受診した患者は、定点当たり4.11人と前週の2.02人から倍増した。
最も多いのは沖縄県で12.22人だった。新潟県も11.80人となり、両県とも全域で注意報レベルとされる10人を超えた。秋田県が8.94人、北海道が7.21人、青森県が7.12人などとなっている(図1)。都道県別では高知県(0.63人)だけが、全域での流行入りとなっていない。
全域で注意報レベルに達していない自治体でも、地域によっては注意報あるいは新潟県魚沼地区のように警報レベル(定点当たり30人)を超えているところもある。診療圏内での流行状況を把握するうえでも、各自治体の発表内容をこまめに確認する必要がある。
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